エアコンの掃除を自分で行う。

   

 

梅雨の時期、エアコンを使い始めてカビ臭いことや、エアコンを付けたら咳(せき)が止まらないなんてことはないでしょうか?

エアコンの清掃業者さんに依頼するのも、料金もけっこうかかります。

そこで、自分で行うのにおすすめの、エアコンのクリーニングのやり方を紹介します。

準備するもの

・エアコン洗浄スプレー

・100円均一にある隙間掃除の道具(ダイソー、セリア等)

・バケツ

・ティッシュ(一箱)

・ウェットティッシュ

・大きめのビニール袋

・養生テープ(後ではがせるテープなら、他の物でもかまいません)

・雑きん

 

所要時間

・2~4時間

 

フィルターの洗浄

 

エアコンのコンセントを抜きます。(感電防止のため、しばらく経ってから作業を始めてください。)

 

エアコンの部品を取り外していきます。

 

フィルターを取り外します。フィルターがプラスチック製なら水洗いをして、ゴミを取り除きます。その後、よく乾かしてください。

 

フィルターが2段になっている機種などもあります。

紙でできているものは、ほうきで叩くか、掃除機で埃を吸い取るようにしてください。

 

アルミフィンの掃除

フィルター奥にある金属部分のアルミフィン(熱交換器)は、ホームセンター等に売っている、エアコン洗浄スプレーで洗浄します。

 

ルーパーの洗浄

次に、エアコン下部の吹き出し部分のルーパーを取り外していきます。

ルーパーを取り外します。

 

ルーパーを取り外した後、左右ルーパーが付いているエアコンもあります。

 

下の写真のような構造であれば、取り外すことができます。

 

上下ルーパー、左右ルーパーを取り外すことができれば、カビを落とす洗剤でスプレーして15~30分程おいてください。

スプレーして15~30分後に水洗いするだけで、拭きにくい部分に付いた埃や黒カビを簡単に落とすことができます。(写真は左右ルーパーだけですが、上下用のルーパーも洗うとキレイになります。)

 

 

換気ファンの掃除

この先、エアコンを分解するのは私も含め一般人(素人)にはかなり困難です。

そこで、エアコンを分解しない方法で、掃除できるところまで掃除したいと思います。

 

長年掃除していないと、この下にある換気ファンの中にホコリ(埃)、カビがびっしり付いています。

下から覗き込むと、丸い筒状のファンが見えると思います。

(写真は黒いファンです。)

 

このように、ホコリ(埃)、カビが付いています。

 

これを掃除する前に、下準備をします。

準備1.エアコンの下に、大きめのビニール袋をテープで留めます。これでエアコンの下の床にゴミ、水が落ちないようにします。

 

準備2.ファンを回転させながら一枚ずつ清掃するため、どこから始めたか分からなくならないように油性ペイント等のペンで目印を付けておきます。(印を付けられて、エアコン内部に引っかからないものであれば、カラーテープでも何でも構いません。)

 

準備3.バケツに水を入れておきます。

 

準備4.メガネとマスク(安全のために、必ず着用してください。)

 

準備が終わったら、ファンの掃除をしていきます。

まず、100均に売っている下記の道具を使っていきます。(Daiso、Seriaにも売っていると思います。)(食器洗いのスポンジと同じコーナーにあります。)

バケツの水に浸けながら、ファンの羽根を一枚ずつ洗っていきます。(ファンの隙間に下記の道具を突っ込んで、ゴシゴシ洗います。)

注意

・顔、目にゴミが飛んできます。必ず眼鏡、マスクを着けてください。

・柄が細いため、力を入れていると手がすぐに疲れます。

手で握る部分にティッシュなどを巻いて、ゴムで留めておくと、

少し楽に作業が出来ると思います。

 

次にこちらも100均に売っている下記の道具を使って、再度下記の道具をバケツの水に浸けながら、拭き取ります。(こちらは100円均一のセリア(Seria)で購入しました。)

ファンの隙間にスティックの先端を突っ込み、拭き取るように洗っていきます。

この作業はかなり地道な作業なので、時間もかかります。(私は2時間程かかりました。)

首や肩、腕が疲れますので、休み休みおこなわれてください。

 

洗い終わったら、ファンを乾燥させます。

(エアコンの送風等で運転させると早く乾きますが、エアコンの中から水とホコリが飛んできますので、運転させる際は送風口にタオルなどを当ててください。)

 

ファンが乾いたら、残っている埃、カビの確認をします。

懐中電灯を当てると、残っている埃やカビが白く見えるので、分かり易いと思います。

 

再度、先ほどのブラシをバケツの水に浸けながら、ホコリを吹いていきます。

ファンを掃除し終わったら、上の写真の様にファンの下にホコリが落ちていますので、ウェットティッシュ等でふき取り、キレイにします。

(長年掃除していないと、奥の方に溜まっていることもありますので、手の届く範囲でふき取るようにしてください。)

エアコンの下にビニールを袋を貼っていても、壁や床にホコリが付くことがあります。清掃後、雑巾で拭き取るようにしてください

 

 

以上の掃除が終わったら、エアコンを元に組み立て直します。

組立が終わったら、下記の写真のようにエアコンの吹き出し口にティッシュを詰めていきます。(いらないタオルか、雑巾を何枚か使用して代用しても大丈夫です。)

注意

・ティッシュを詰めずにエアコンをONにすると、ホコリが部屋に飛んできます。(最悪顔に当たります。目に当たると危険ですので念のためまだ眼鏡を着けておいてください。

・「ファン」や、「奥のルーパー」に当たらないように、軽く押し込んでください。

・エアコンのルーパーが2枚の場合は、上、中、下の3段忘れずにティッシュを詰めてください。

 (ルーパーが1枚の時は、上、下にティッシュを詰めてください。)

 (一番下の段は忘れやすいので、気を付けてください。)

 

ティッシュを詰めたら、エアコンの電源を入れて、送風もしくは冷房、除湿などで30分ほど運転させてください。

 

30分後ティッシュを取り除くと、ルーパーの奥にホコリが飛んでいることがありますので、その際は再度ルーパーを取り外して拭取り、ルーパーを組立てます。

 

以上でエアコンの清掃は終了です。

お疲れ様でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。