スニーカーの補修(リペア)(ペイント編1)

   

 

 古くなったスニーカーやお気に入りの靴、シューズラックに眠っていたりしませんか?
また、お気に入りの靴が壊れてしまったり、買ったけどやっぱり色、デザインが気に入らなくて履いていないなんてこともあります。
そこでシューズを甦らせる私の方法を紹介したいと思います。
先日汚れた靴を下駄箱から発見し、これをキレイにしたらフリマで売れるかもと思い、色々試しました。

 

買ったけどやっぱり色、デザインが気に入らなくて履いていないような靴を生まれ変わらせることもできます。

 

シューズの色を変える。

1.こちらの方法では、ホームセンター等に行くと「染めQ」という商品が売っているのをご存知でしょうか。
布を染められる商品なのですが、スプレーを吹くようにして色を塗ることができます。

そして染め物のように染めるのとは違い、好きな部分だけをピンポイントで染めることができます。

 

2.まず、油分を落とすため靴を洗います。染めQと一緒に売っている「染めプライマー」でも良いのですが、台所にある食器用洗剤でも油分を落とすことができます。バケツ等に水を溜めて、食器を洗うのと同様にスポンジなどでスニーカーを洗ってから、完全に乾かしてください。(色を塗る前の、1~2日前までに行っておくと完全に乾くと思います。天気が良い時期がオススメです、湿気が少ない方がスプレーの着きも良くなりますので。)

 

3.次に、こちらもまたホームセンターに売っているマスキングテープ(紙でできたような黄色や青のテープ幅が細いもの(12mm)は80円程から、幅の大きいもの(50mm幅)は300円程を使います。このテープを、スニーカーの色を変えたくない部分に張っていきます。例えば靴のアッパー(靴の上部)とソール(靴のゴム部分)の境い目等に沿って、しっかり貼り付けるようにしていってください。(ペイント後にはがした際に、境い目がクッキリ出ます)

 

4.色を塗りたい部分を囲うようにマスキングテープを張ったら、今度は他の塗りたくない部分にこちらもホームセンターで売っている養生テープ(緑色のテカテカしたテープ、200~300円程)を張っていきます。マスキングテープでも良いのですが、こちらの方が安いと思いますので。(靴ヒモや、靴の履き口等もしっかり覆ってください)

 

5.塗りたい部分以外を覆ってしまったら、後はラッカースプレー等を使うのと同じ要領で「染めQ」をスプレーしていきます。

 

ここで、庭や倉庫などがある方はそちらで行えるのですが、ベランダ等の狭い場所ではスプレーする場所に困ります。(窓などにスプレーが付いてしますので)
そういう場合はダンボール(50cm×40cm×高さ40cm程)を用意してその中でスプレーを行うと周りに飛び散りません。

ダンボールの下側は真ん中に隙間があり、そのままスプレーすると塗料が床に付きますので、裏はテープで止めるようにしてください

 

 

6.また、スプレーするときの基本は、塗る面に対して真っ直ぐスプレーすることですので、ダンボールの中でスニーカーを持ち上げられる台を用意するか、反対の手にゴム手袋を付けてスニーカーを持ちながらスプレーをしていくと均等に塗ることができます。
(私は後者の方法でよくおこなっています。塗る面を触らないように気を付けておこなってください。)

 

7.一度塗ったら3分程乾かし、再度同じ部分に重ね塗りを行い、お好みの色になるまで3〜4回繰り返します。
その状態で30分~1時間乾かします。乾燥時間は気温、湿度により調整してください。(気温が高い時、乾燥しているときは30分以上乾燥。気温が低い時、湿度が高い時は1時間以上乾燥させてください。)

 

「染めQ」にて塗った後は、服などに擦っても色移りがほとんどありません(私は色移りをした経験がありません)ので、おすすめです。それでも注意したい方は「染めQ保護ツヤ出しスプレー」もしくは「染めQクリヤー」をさらに重ね塗りすると心配がなくなると思います。
また上記の方法は、古くなってペイントがはがれてしまったスニーカーや、色あせ、汚れが落ちなくなってしまった靴にも有効です。

 

余談ですが、私はアクリル(ラッカー)スプレーで靴のペイントをした場合もあるのですが、(200円程で安いし、そんなに違いがあると思っていなかったため)靴を履いてすぐに塗装が割れ始め、塗装が剥がれ始めました。クリアースプレーを上から塗ったりもしましたが同じでした。
そのため、靴のペイントは「染めQ」がお勧めです。

 

以上、スニーカーのペイントでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。