※追記
この修理方法は、砂地のグラウンドで使用するシューズ等に行うと、滑りやすくなることがあります。
砂地のグラウンド等で使用するシューズは、ゴム底がしっかりした、新しいシューズを購入することをオススメします。
今回は
SPORTS GOO(スポーツグー)
を使いました。
こちらはクリアー(無色透明)の商品です。
こちらと別の
SHOE GOO(シューグー )
には、
・黒(ブラック)
・白(ホワイト)
・自然色(ブラウンのクリアー色)
もあります。
まずはスニーカーの靴底の石や汚れを事前に洗っておきます。
かかとの部分は分厚く塗るため、密着を良くするためにかかとにドリルで穴を空けます。(ドリルは研磨用のものを用いました。)
電動インパクトを持っていましたので、こちらを用いました。
ドリルの先端は研磨剤のもの(ヤスリになっているもの)を使いました。
両端、真ん中と、3箇所穴を空けました。
SPORTS GOOを塗る前に、塗る箇所を紙やすりなどで削っておきます。(塗布剤の密着を良くするためです。)
(写真の一番右のものはSPORTS GOOに付属しています。)
穴空けや、ヤスリがけが終わったら、かかとの分厚い部分にプラスチックの板をテープで留めます。
(こちらの透明のプラスチック板は残念ながらSPORTS GOOに付属していませんので、ホームセンター等で似たようなものを見つけてください。大きさはcm×cm程で、かかとに合わせて曲がる薄いものです。)
(SHOE GOOのブラック、ホワイト、自然色には付属していたと思います。)
プラスチック板を養生テープ(あとで剥がせるテープ)でかかと部分に貼り付けます。(セロハンテープ等でも構わないと思います。)
こちらの養生テープも、ホームセンターで200〜300円程で売っています。
SPORTS GOOを端から順に塗っていきます。
生クリームを塗るとかのような感覚で、端から順に隙間のないように厚めに塗っていきます。
SPORTS GOOを塗り終わったら、ヘラで形を整えていきます。(写真の一番右のアイスの棒のようなものは、SPORTS GOOに付属しています。)
ヘラで形を整えた後です。高さをプラスチックの板に合わせるようにしました。
今回は前足部にも薄く塗りました。プラスチックの板が足りなかったので、端は養生テープを枠代わりに使いました。(3mm程で薄かったため、問題ありませんでした。)
塗り終わったら、48時間程乾燥させます。
48時間程硬化させると、SPORTS GOO分厚く塗った部分には収縮、縮みが出ます。
分厚くしたい方は、もう一度SPORTS GOOを塗ります。
一度で決めたい方は、SPORT GOOは縮むものと考えて少し山なりにSPORTS GOOを塗るようにしてください。
また、靴底に穴が空いているもの(水などが靴底から浸透してきている靴)や、靴底のゴムが剥がれているものは、SPORTS GOOの縮みの関係により、靴底が膨らんでくることがあります。
その場合は48時間程の硬化後に、靴に重しを乗せて、さらに72時間程硬化させてください。プラスチックの板の上などで(その際、押さえた靴底のSPORTS GOOが床に接着してしまうことがあるので、捨てても良いプラスチックの板の上などに置くようにしてください。)
最後のSPORTS GOOの塗布から72時間以上の効果後、かかと等に貼っていたプラスチックの板を剥がします。
板を剥がすと、下の写真のようにSPORTS GOOが行き渡らず穴が空いていることがあります。
この小さい穴の部分には、SPORTS GOOであれば木工用ボンドで穴埋めと表面仕上げを行います。(こちらの木工用ボンドは固まった後、無色透明になりますので)
SPORTS GOOで穴埋めをしても良いのですが、SPORTS GOOは水飴のように粘り気が強いため塗りにくく、木工用ボンドの方が表面が綺麗に仕上がります。
(SHOE GOOを使用した方は、同じ色のSHOE GOOを穴埋めにご使用ください。)
すき間に木工用ボンドを注入させ、凸凹した表面にも木工用ボンドを塗り、ヘラ等で表面をなぞってキレイに仕上げます。
そのまま一週間ほど天日で乾かすと、下の写真のように木工用ボンドは透明になります。
最後にプラスチック板や、テープを貼っていた部分にはSPORTS GOOがはみ出したりして固まった、薄いヒゲのようになった部分があります。これをはさみで切ってあげたら完成です。
仕上がった写真を載せておきます。
※追記
この修理方法は、砂地のグラウンドで使用するシューズ等に行うと、滑りやすくなることがあります。
砂地のグラウンド等で使用するシューズは、ゴム底がしっかりした、新しいシューズを購入することをオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました。