ナイキ エアズーム KD12 レビュー

   

 

ナイキ エアズーム KD12 30.0cm
(NIKE AIR ZOOM KD12)

ゴールデンステイト・ウォリアーズの
ケビン・デュラントのシグネチャーモデル
12代目のシューズ、KD12
ブラック/メタリックシルバー/ホワイト(black/metallic silver-white)のレビューです。

 

 

サイズ感

    私は普段、エアフォース1は28.5cm、ジョーダン11は29.0cmを履いています。
KD12を試着してきましたが、最近のナイキのシューズは細い作りになっているのか、KD12はかなりサイズアップしました。

 

 始めに29.0cmを試着しました。
まず足を入れる時に、履き口が窮屈な印象を受けました。
履いてみると、つま先が当たる感覚は無かったのですが、幅が狭く感じました。
靴の中で足の指を動かせる余裕も無く、履いたら足がリラックス出来ない印象でした。
また、靴底に足が乗りきれていない、靴底から足がはみ出しているような感覚があり、こちらが一番合わないと感じるポイントでした。

 

 次に既製品ではハーフサイズの29.5cmが造られていないそうで、30.0cmにしました。
※追記 NIKE by you(旧NIKE ID)では29.5cmを作製することができます。

 

フィット感を得るために、色々試したのでご案内します。

①  KD12純正インソール

 

つま先は1cm程余り、足の指を動かせる余裕もありますが、幅はピッタリか少し余裕がある状態でした。
幅は靴紐をキツく締めることで若干であれば対応できるかと思います。
KD12は、フルレングスエアをフォームにセットせずにアッパーに直接縫い付ける構造になっています。
(ストロベル(ソックライナーとミッドソールの間に配されるパーツ)がない構造です。)
そのため、インソールが少し厚めのものが付いています。

 

実際にバスケットで使用したところ、親指の付け根から小指の付け根にかけての部分で、足が左右に少しズレる感覚があり、修正が必要と感じました。

②  SIDAS(アクションプラス)

 

これまでバッシュを選ぶ際はハーフサイズ程大きめのシューズを選んで、SIDASインソール(アクションプラス)を入れて丁度良いフィット感にしていたのですが、SIDASインソールよりKD12の純正インソールの方が厚いため、更に隙間が空いてしまいました。

 

バスケットで使用したところ、親指の付け根から小指の付け根にかけての部分で、足が左右にズレる感覚が更に大きくなってしまいました。
※因みにSIDASインソールですが、
SIDAS(アクション3D)・・・・薄い
SIDAS(アクションプラス)・・・厚め
に造られています。

 

 

③KD12純正インソール
     + SIDAS(アクション3D)

 

 

先程も書きましたが、KD12純正インソールでは、つま先の1cm弱の余りと、少し幅にも余裕があるので、
KD12の純正インソールの上にSIDASインソール(アクション3D)を入れてみたところ、幅はフィットするようになりました。
ただし、足の甲辺りは少しキツめですが、、少し靴底が厚くなってしまった感覚はあります…。

④  100均の薄手のインソール
+SIDAS(アクションプラス)

 

厚手のSIDASインソール(アクションプラス)でもまだ余裕がありましたので、

その下に100均(ダイソー)で購入した薄手のインソールを入れてみました。

 

インソール2枚になるため、

・薄手のインソール

・靴の中でインソールが滑らない素材

に注意して購入しました。

写真のように、上に来る部分は綿素材、下はスポンジで滑りにくいと思い購入しました。

また、土踏まずの部分の幅が広く、そのままだとバッシュの中でキツかったため、KD12の純正インソールに合わせて、土踏まずの部分をカットしました。
このカットした100均(ダイソー)インソールとSIDAS(アクションプラス)を重ね合わせたところ、
親指の付け根から小指の付け根にかけての、横幅の微妙なズレが解消されました。
バスケットで使用してもフィットしている感覚を得ることが出来ました。
また、足の指を動かせる余裕も保ったままで、快適にプレイすることができました。

 

参考までに、各インソールの厚みを測ったので記載しておきます。
母指球(親指の付け根の手前にある、膨らんだ部分)辺りの厚みを測りました。

 

KD12  純正インソール              5.7mm

SIDAS(シダス)インソール     3.2mm

(アクション3D)

 

 SIDAS(シダス)インソール     4.3mm
(アクション・プラス)

 

100均(ダイソー)の薄手インソール  2mm

 

 

機能面

KDシリーズは毎シリーズそうですが、フルレングスエアーが搭載されていることもあり、クッション性はかなり高いです。
また、歩くととブニブニした感覚が伝わってきます。

このシューズは踵(かかと)部分にフルレングスエアと合わせて、
もう一つエアが搭載(エアを二重に搭載)されているため、踵が痛くなりにくくなっています。
(六角形の部分です)

 

エアジョーダン11等にフルレングスエアが搭載されていますが、
それに対して更に踵(かかと)のクッションを追加した様な仕様です。
インソールにもエアの説明が描かれています。
(KD13では、前足部のエアが2層になっています。)

 

エアが2層と聞くと靴底が厚くなった印象を受けるかもしれませんが、
片足にKD12、反対の足にジョーダン11を履いてみましたが、KD12はエアに直接アッパーを縫い付けるという最新の構造になっており、むしろKD12の方が靴底が薄い感覚でした。

 

重さ

サイズは30.0cmですので少し重くなりますが、重量は約457gという結果でした。
バッシュの中では軽い部類に入ると思います。
(レブロン16等よりは確実に軽いです。)

<

 

ミッドソールに穴(孔)を設けることにより、軽量化されているようです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。