キャップ(帽子)のリペア

   

 

キャップ(帽子)が色褪せした時等の補修方法を紹介します。キャップの色を変えるのにも応用できます。

ホームセンター等に行くと「染めQ」という商品が売っているのをご存知でしょうか。
布を染められる商品なのですが、スプレーを吹くようにして色を塗ることができます。

そして染め物のように染めるのとは違い、好きな部分だけをピンポイントで染めることもできます。

 

今回はシールが貼られていた部分が丸く残って、つばの部分が色褪せていたのでペイントしました。

(写真のキャップはペイント後のものですが、ペイント前はつばの中央に貼っていたシールの周りだけ色褪せて、シールの跡が丸くクッキリと残っていました。)

それではその補修方法を紹介していきます。

 

1.まずは塗りたくない部分をマスキングしていきます。

今回はつばと、頭の周囲の部分を塗っていくので、境目に沿ってマスキングテープを貼っていきます。

 

マスキングテープ(紙でできたような黄色や青のテープ)はこちらのテープを使用しました。ホームセンターで幅が細いもの(12mm)は80円程から、幅の大きいもの(50mm幅)は300円程で購入できます。

 

残しておきたいポイント(マーク)部分も型取りしておきます。

 

 

2.境目にマスキングしたら、残りの部分をテープで覆っていきます。

 

違う色を塗っていく場合には、下記のような隙間に注意して貼っていってください。(隙間から塗料が入り、色が付いてしまいます。)

 

大きく覆っていく箇所はマスキングテープより安価な養生テープを使っています。こちらもホームセンターで、200〜300円程で購入できます。

 

 

3.塗りたい部分以外を覆ってしまったら、後はラッカースプレー等を使うのと同じ要領で「染めQ」をスプレーしていきます。

 

ここで、庭や倉庫などがある方はそちらで行えるのですが、ベランダ等の狭い場所ではスプレーする場所に困ります。(窓などにスプレーが付いてしますので)
そういう場合はダンボール(50cm×40cm×高さ40cm程)を用意してその中でスプレーを行うと周りに飛び散りません。

ダンボールの下側は真ん中に隙間があり、そのままスプレーすると塗料が床に付きますので、裏はテープで止めるようにしてください

 

 

4.また、スプレーするときの基本は、塗る面に対して真っ直ぐスプレーすることですので、ダンボールの中でキャップを持ち上げられる台を用意するか、スプレーを持つ反対の手にゴム手袋を付けてキャップを持ちながらスプレーをしていくと均等に塗ることができます。
(私は後者の方法でよくおこなっています。塗る面を触らないように気を付けておこなってください。)

 

5.一度塗ったら3分程乾かし、再度同じ部分に重ね塗りを行い、お好みの色になるまで3〜4回繰り返します。
その状態で30分~1時間乾かします。乾燥時間は気温、湿度により調整してください。(気温が高い時、乾燥しているときは30分以上乾燥。気温が低い時、湿度が高い時は1時間以上乾燥させてください。)

 

6.完全に乾いたらマスキングテープを剥がして、使用可能です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。