Mac M1にPalarallels Desktopをインストールし、
ARM版Windows10をインストールして、使用した感想を書きます。
今回は画面表示に関する記事です。
忘備録として記事にしました。
本記事は、2021/05/30時点での記事ですので、
最新版が出ている可能性もありますのでご注意ください。
なお、ARM版Windows10は、
Windows10_InsiderPreview_Client_ARM64_en-us_21354.VHDX
を使用しました。
最新版では下5桁の数字が変わっている可能性もありますので、ご確認ください。
モニターはLGエレクトロニクスの4Kモニターを使用しています。
解像度は3840×2160です。
外部ディスプレイの設定
デスクトップを右クリックして、『ディスプレイ設定』を開きます。
ARM版Windows10 インストール直後は、
「Change the size of text ,apps,and other items」の下のドロップダウンリストが選択できない状態になっており、テキストやアプリのサイズ変更ができなくなっています。
これを解消するには、
Windows10画面右上の、赤丸の設定マークをクリックします。
Parallels Desktopの設定画面が開きます。
上部のバーから『ハードウェア』を選択します。
次に左側のバーから『グラフィック』を選択します。
(初期インストールの時は、『Retinaディスプレイに最適』となっています。
Retinaディスプレイとは、iMacやMac Bookに搭載されている
Appleのオリジナルディスプレイのことです。
Mac mini等で、外部ディスプレイを使用している環境では、
3番目の『外部ディスプレイに最適』を選択しましょう。
最初の、Windows側の「ディスプレイ設定」を変更すると、テキストやアプリのサイズ変更ができるようになります。
Recommended(推奨)は200%になっているので、その設定にしました。
Microsoft Office
Microsoft Word、Excel、Power Point等を使用される方も多いと思います。
こちらは、「ディスプレイ設定→テキスト、アプリのサイズ」を、
推奨の200%の設定で表示したものです。
大きさも見やすく、Microsoft Officeに関しては、特に問題は無いようです。
Adobe Acrobat Reader DC
PDF閲覧、編集アプリのAdobe Acrobat Readerに関しても、特に問題は無いようです。
それでは問題のあるアプリの表示例を見ていきます。
FOM出版 MOS Excel365&2019対策テキスト
付属CDアプリ
FOM出版が発刊している、Microsoft Officeの学習教材に付属している学習CDアプリをインストールしました。
上記画像は、模範解答を閲覧するときの画面なのですが、画面表示がとても小さくなります。(拡大、縮小はできない仕様になっています。)
そこで、先程のWindows側の「ディスプレイ設定」を225%に設定します。
見やすくなりました。
アプリを一旦終了します。
そして、再度アプリを開いたところ、元の200%の時の表示になってしまいました。
(ディスプレイ設定は変更していません。225%のままです。)
ARM版Windowsは、使うアプリによっては、このような問題が起きるようです。
今回は3つをご紹介しました。
使うアプリによっては、表示が小さすぎたりする場合がありますので、
M1 MacによるARM版Windowsの導入はよく検討なさってください。
参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。